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災害ボランティア活動を通じて
―被災地に寄り添うということ―

京都刑務所 根耒 靖昌

 令和8年5月16日(土)、石川県鳳珠郡穴水町下唐川地区において、能登半島地震及び奥能登豪雨災害の復興支援を目的とした災害ボランティア活動を行いました。

 本活動は、令和5年に矯正職員有志によって発足した災害支援ボランティアチーム「志援」が、一般社団法人更生支援事業団のご支援を受けながら継続して実施しているものです。能登半島での支援は今回で17回目となり、継続的な支援の必要性を改めて感じながら現地に向かいました。

 下唐川地区では、今なお仮設住宅での生活を続けておられる方々が多く、生活環境の改善が求められています。今回は、仮設住宅の皆様が日々の楽しみや生きがいを持てるよう、菜園の開設支援を行いました。

 当日は、京都刑務所から2名、京都拘置所奈良拘置支所から1名の計3名という少人数での活動でしたが、地域の皆様と直接言葉を交わしながら、復興の一助となるよう心を込めて作業に取り組みました。

 活動後には、下唐川地区の区長様より温かい感謝のお言葉と地区通信を頂戴し、「志援」の取り組みが被災者の皆様に確かに届いていることを実感しました。こうした交流は、私たちにとっても大きな励みとなり、次の支援へ向かう力を与えてくれるものです。

 災害ボランティア活動は、被災者支援にとどまらず、参加者自身の防災意識や危機管理意識を高める貴重な機会でもあります。現地の状況を自らの目で見て、地域の方々の声に耳を傾けることで、平時からの備えの重要性を改めて認識しました。

 発災から2年が経過した今も、能登半島の復興には継続的な支援が欠かせません。今後も地元の社会福祉協議会をはじめ、関係団体と連携しながら被災地支援に取り組むとともに、災害支援活動の意義を広く発信していきたいと考えています。

令和8年6月27日記