代表理事ご挨拶

「安心安全な社会」の実現に向けて

一般社団法人更生支援事業団が設立されて5年が経ち、また新たな体制となって半年が過ぎました。

刑務所等矯正施設からの出所(院)者の社会復帰支援、様々な事情で就労や自立に難しさを感じている人への自立支援など、社会の中で様々な理由により支援を必要とする人たちへの支援活動を通じて、国民の誰もが生き生きと暮らせる、安心安全な社会の実現を目指して、更生支援事業団は活動を続けてまいりました。

なかなか大きな成果を上げるには至っておらず、反省すべきこともあるものの、多くの御支援のおかげで、活動の裾野も少しずつ広がり、小さな足跡も残しつつあります。

ただ、本年3月以降、中国発の新型コロナウイルスの影響で、人と接すること自体が困難となって、多くのことに支障が生じており、どういったことであればできるのか自問自答しつつ、当面は、求められている『自粛』に従いながら、文化事業を中心とした各種発信の積極化、活動趣旨を同じくする他の団体との諸活動の共催といった更生支援事業団の根を少しでも大きくすることに注力し、そして、それがより力強く充実したものとなるよう、これまで以上に、多くの個人、団体、企業の皆様方とのネットワーク作りに意を用い、より緊密な関係を構築させていただきたいと考えております。

今後とも倍旧の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

また、更生支援事業団の設立に至った趣旨を御理解賜り、活動に御協力、御参加いただける個人、団体、企業等おられましたら、ぜひ協働させていただきたく、御支援、御連絡をお待ちしております。

             令和2年8月31日

                        西 田  博