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第15回「語りべの会」が板橋文化会館で開催されました

更生支援事業団代表 西田 博

 保護司の先生方をはじめ20数名の方々に参加していただき、「拘禁刑の導入と刑務作業」というテーマで、当事業団西田博代表理事から講和をさせていただきました。

 本年6月、懲役と禁錮の両刑を一元化し、「拘禁刑」を創設する改正刑法が成立しました。施行は2025年の見込みとのことですが、1907年の刑法制定以来刑の種類が変更されるのは初めてのことで、実に115年ぶりのことといいます。

 西田代表理事からは、全受刑者中95パーセント以上を占め、刑務作業を行うことが義務化されている懲役刑が新たな拘禁刑に変わった場合どのような変化が生じるのかという問題を中心に話をさせていただきました。これまで受刑者処遇の内実としてはもちろん、受刑者に作業を行わせることを中心として組織された職員配置、工場や居室の建物配置、集団管理の方法等にまで及ぶ重大な変革を迫られることになりそうです。

講話終了後、参加者の方々からの質疑、意見等も多くあり、盛会裡に終わりました。

参加者の皆さん

今回も、会場の予約、設営、撤収等について板橋区保護司会の有志の先生方ほか多くの方々に御助力を賜りました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。