刑務官等矯正職員への応援メッセージ(2)

第2回目の今回は、元宮崎県警察串間警察署長で現在宮崎刑務所篤志面接委員である稲田先生からの応援メッセージです。

フレーフレー横浜矯正

宮崎県 稲田三千男

 “横浜矯正(勝手に命名してすみません)の皆さん、連日連夜のお仕事、誠にお疲れ様です。

 「矯正」を真から理解し、心から応援している国民の一人として、日本列島の南の最果てとも言うべく南国宮崎から、激務に真摯に取り組んでおられる皆さんに感謝を込めてささやかなエールを送ります。

 私事ですが、自宅の庭では、高さ1メートルほどの小さな梅の木に、春を匂わせる真っ白な花がチラホラとさきはじめました。また、ほぼ同時に咲き始めた藪椿には、二つに切ったミカンやリンゴを目掛けて、数羽のメジロとヒヨドリが毎日やってきます。最近は、慣れてきたのか、特にメジロは近くまで寄っても逃げなくなり、白い目をクルクルさせながらミカンと遊ぶ姿は心を癒してくれます。

 一方、国内では、「コロナ、コロナ」と、先の見えない、かつ、目に見えないウイルスとの戦いを強いられ、コロナ騒動一色です。横浜矯正の皆さんも大変ご苦労されていることと察しているところです。

 さて「矯正」の話に戻りましょう。

 国家として、「矯正」の重要性、必要性等については、国民誰もが認めているところであり、改めて申すまでもありませんが、国家の仕事は、毎日マスコミに出るような一見派手な仕事から、いわゆる裏方さん的な決して目立たない地味な仕事まで多種雑多であります。そこに甲乙つけることはできません。みんな大事な仕事です。

 では、「矯正」の仕事はどうでしょうか。

 個人的な解釈ですが、自衛隊、警察、海保など数ある治安機関の中で、皆さんの「矯正」は「最後の砦」であります。国家の反社会的な行為の終末は、全て「矯正」に来ます。すなわち皆さんが最後の防波堤として、治安維持の責任を全うされているのです。

 仮に、「最後の砦」である「矯正」がバラバラに崩れたらどうなるか。国家そのものが崩壊してしまいます。皆さんはそれだけ重要な仕事を背負っておられるのです。一見、地味で派手さはないかもしれませんが、皆さんの背後には、1億2,000万人の日本国民がついています。そして期待しています。どうぞ誰にも臆することなく前を向いて正々堂々と突き進んでください。

 庭を見ると、今も夫婦だろうか2羽のメジロが、ミカンと遊んでいます。このような平穏で安心して暮らせる日本をいつまでも守ってください。よろしくお願いいたします。

 最後に「矯正」全員の皆さんのご多幸とご健勝を心から祈念するとともに、コロナに負けないご活躍を期待して筆を置きます。

        フレーフレー横浜矯正      令和3年2月1日 自宅にて