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令和6年の事業報告について

 寒さも厳しい折、益々御盛栄のこととお慶び申し上げます。

 日頃から当事業団の活動に御理解と御協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 年が改まり、令和7年となりました。昨年の活動状況の概要について、謹んで御報告申し上げます。

 先に御連絡させていただいたとおり、昨年2月に新たな体制となって、刑務所出所者を雇用する企業への支援、刑務官等矯正職員とその家族による私的なボランティアグループ「志援」の応援、全国矯正展への参加などこれまで行ってきた活動とともに、いくつかの新しいものにも取り組んでまいりました。

 まず、医療機関、障害福祉施設、教育機関などに所属している経験豊富な作業療法士の先生方による、刑務所出所者、更生保護施設や自立準備ホームなどに入所中の人たちに対するオンラインによる作業療法を始めました。これまでに相当数(現在集計中)が実施され、当事業団の活動として少しずつ手ごたえを感じ始めているところです。

 また、何らかの障がいによって社会での生きづらさを抱えている人たちへの支援となる障がい者アートプログラム「ピュアアート」も進んでおり、現在、原画のスキャニングや木製額の制作などの準備中です。この木製額の制作につきましては、矯正施設所在地にある公益財団法人島根県西部山村振興財団の御助言をいただきながら進めています。

 そのほか、美祢社会復帰促進センターの所在する美祢市が行った「美祢市共生のまちづくりセミナー」への参加、茨城県の農業専門学校、東京都内や高知県内の更生保護施設、障がい者施設を運営する社会福祉法人等との面談、意見交換、全国の大学、高校、中学校の教員などで組織されている「言語人文学会」の総会、発表への参加など、各方面のいろいろな活動にも携わることができました。

 今後も、少しずつすそ野を拡げて、矯正施設所在自治体への支援、各種学会、更生保護施設等関係機関とのコラボなど新たな視点も加えた活動も検討したいと考えております。

 御指摘、御意見等ございましたら当方までお寄せいただき、御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。