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2024.11.3 府中刑務所文化祭(矯正展)に参加しました

 

府中刑務所で、毎年「文化の日」に、府中刑務所文化祭として開催されている矯正展に更生支援事業団も参加しました。

矯正展とは、「社会を明るくする運動」の一環として、再犯防止に向けた矯正施設の取組等の紹介や受刑者が改善更生や社会復帰を目指して製作した作業製品の展示販売を通じて、矯正行政の現状について皆様に広く知っていただくことを目的として全国の矯正施設において実施されているイベントです。

当日は快晴に恵まれ、11月とは言うものの日向では少し暑いくらいの陽気となりました。午前10時のテープカットの前に並ぶ来場者の数は長蛇の列となり、最終的な来場者数は14,000人とのことです。

中でも施設見学を希望する人や受刑者が焼くコッペパンを買求める人が多く、各作業製品を即売するブースや飲食コーナーも大賑わいでした。

一方で、特別機動警備隊広報コーナーでは、能登半島地震等への支援活動や実際の訓練状況を多くの来場者が見学し、刑務官が広く国民のために活動している状況を理解されたのではないかと感じました。

また、矯正行政についての広報パネルを展示するとともに被害者支援や職親プロジェクトの活動などを広報するコーナーにも興味を持って参加されていました。

矯正展が刑務作業製品を販売することを主目的とした単なる地域のお祭りではなく、しっかりと矯正行政についての広報がなされていることを矯正職員のOBの一人として、嬉しく思いました。

当日は府中刑務所長とも少し雑談する機会があり、日ごろのご苦労についてのお話を伺い、更生支援事業団の活動についてもご理解をいただきました。

更生支援事業団 参与 熊谷惠行